金沢もすっかり秋の空に
歩いていると時折海の香りがする大野町。板張りの壁の家が連なっているのんびりとした港町です。
時折美味しそうなお醤油の臭いがどこからかして・・・・・・
大野町は大小の醤油蔵が並んでいるお醤油のふるさと
山側の金沢とは違った空気が流れていました。
お醤油の町らしく一軒一軒の軒下にお醤油瓶の木のオブジェが飾られていました。
木の木目をいかしたオブジェが港町のあちこちに。
歩いていて見つけたムラサキシキブの実
思わず立ちどまって見入ってしまいました。
このグリーンの葉の色と紫の実の色からも美しい色彩のルールが学べます。
一軒一軒違った木彫りの看板が飾られていました。
この赤の字で「大の」と彫ってあるロゴの色が統一されているのがいいですね。
大野の町の塵一つない整然とした雰囲気をこの看板が作り出しているようにも思えました。
まるはのお醤油
早速次の日にレンコンの「きんぴら」を作ってみましたが、なんだかいつもよりこってりとした味に。
私は海外へ出掛けると無性に恋しくなるのはこのお醤油の味です。
お醤油屋さんの蔵元らしく、豪華な屏風がこの日のために飾られていました。
京都の「時代祭り」の様子が描かれた屏風
時代祭りは祇園祭り・葵祭りとともに京都の三大祭りの一つ
雲の上から京都のお祭りを眺めているような俯瞰〔ふかん〕の構図で描かれていて、一瞬ですがエネルギーに満ちた江戸時代へタイムスリップできました。
直江家周辺の地図
明治初期に建てられた町家「直江家」
詳しいことが聞けなかったのですが「麦わら」で作られているのでしょうか。ドイツなどではクリスマスになると家々のツリーにオーナメントとして飾られていたのを思い出しました。このオブジェは高い町家の天井をいかして飾られています。
この後、大野町の一角にある「林檎ポット商店」へ