IZU PHOTO MUSEUM
限りなく建築家に近い「芸術家」といわれている杉本博司の設計、2009年10月にオープン。
装飾的なものは一切ないエントランスの白い壁に美術館の名前が。
空間とマッチした美しいロゴです。
エントランスの横に並べられていた石にも計算された配列がされています。
光りの自然〔じねん〕
HIROSHI SUGIMOTO
NATURE OF LIGHT
2009年10月26日〔月〕ー2010年3月16日〔火〕
訪ねたいと思いながら時間がどんどん過ぎて、とうとう最終日近くになってしまいました。
土曜日の高速道路は渋滞することが多く、土曜日にあまり遠くまで出かけることはないのですが、今回は渋滞を覚悟ででかけました。
タルボット家の住み込み家庭教師
現代美術家の杉本博司が設計した空間とこの写真に会いたくて。
写真家のパイオニアの一人、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットによる初期の紙ネガからプリントした光子的素描。
エントランスを抜けると一番に目に飛び込んでくる坪庭
真っ白な直線の壁と緑の苔が美しい。
縄文時代の住居や祈りの場所として造られた「空間」をイメージされたのでしょうか。
小さな空間に、今回は作品は多くなく拍子抜けした感じでしたが、薄暗い空間を抜けて、この庭にある部屋へ。
この庭も作品の一部に感じられました。
庭の前には長い椅子が置かれていて、庭と対峙してゆっくりと眺められるようになっています。
竹が風に翻弄されている姿が美しい一枚の映像に。
しばらくここに腰掛けて眺めていたい庭でした。
この後には恐ろしい高速道路渋滞の現実の世界へ。
現実の世界には「醜いもの」や「悲しいこと」が多くありますが、こんな静かな空間で癒され、また
生きていくエネルギーを与えられます。
早春の花 「クロッカス」が咲いていました。
やっと春が訪れましたね。
クレマチスの花が満開に。
クレマチスの丘の由来になっている花
グリーンと白の花には人の心を癒す力があります。
インテリアとして一番好きな色の組み合わせです。
SHOPの窓
「レストラン」や「カフェ」「お花屋さん」やアート系の本などが売られているショップもあって、一日ゆっくり過ごすことができそうです。
ショップにはアート系の本が充実していて本好きにはたまらない空間です。
ユニークな雑貨なども売られていました。
時の宙づり 生と死のあわいで
2010年4月3日〔土〕ー8月20日〔金〕
左側の次回の展覧も楽しみです。
今回は雨模様で春の嵐のせいか、風も強く、ゆっくりクレマチスの丘を見ることができませんでしたので、次回はゆっくり散策したいと思っています。
DATA IZU PHOTO MUSEUM
静岡県長泉町東野クレマチスの丘〔スルガ平〕347−1
Tel:055−989−8780
Open:10:00−18:00
お休み:水曜日