高麗美術館のチョン・ヂムンさんは「李青」オーナーのチョン・ヨンヒさんのお父様だったことを最近本を読んでいて知りました。
高麗美術館を訪ねて、「李青りせい」を思い出して久しぶりに。
韓国料理といえば日本では焼肉やキムチ・ピビンバがよく食べられています。
李青のピビンバは酢が少し利いていて、野菜とコチジャンをしっかり絡ませて。野菜が新鮮なせいか美味しい。
汁椀も漆器ではなく、石ものの器で韓国の食事風景ですね。
煤竹〔すすだけ〕のお箸と「真鍮しんちゅう」のおさじが韓国のテーブルの食文化です。
日本はお箸文化で、韓国は匙〔さじ〕文化といわれています。
真鍮のおさじは韓国の食卓には欠かせないスプーンで、名前は「スッカラ」
味見をしたりする時にちょうどいい大きさで重宝しています。
李青ではこの時期ですと「冷麺」もおいしい。李青ご自慢の棗茶〔なつめちゃ〕もいただけます。
李朝家具でしつらえられた「隠れ家」のような空間なので落ち着きます。
一番奥の部屋には、貴族の人の食事風景をさりげなく再現した空間になっていました。
お茶や食事をしながら、近くて遠い韓国の文化にふれることができる空間です。
夏の花 芙蓉〔ふよう〕が満開に
エントランスの近くにあった、南天の葉で見えにくいのですが、鳥のオブジェが。
こんな遊び心のある風景にこころが和みます。
DATA 李朝喫茶 李青
京都市上京区河原町今出川下がる
Tel:075−255−6652
Open:11:00〜18:00
お休み:月・火