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「ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡」

                森美術館
             ル・コルビュジエ展
           建築とアート、その創造の軌跡
           六本木ヒルズ森タワー53階

       2007・5・26〔土〕−9・24〔月・祝〕


生誕120年を記念して、近代建築の始祖といわれているル・コルビュジエはスイスで時計職人の父とピアノ教師の母の次男として生まれました。
彼のことを知ったのは、パリの本屋さんでサヴォア邸のモダンな建物を見てから、あの美しい建物を設計した建築家がどんな人だったのか知りたくて、何冊か本を読みました。









本の中の絵で唯一好きな絵は彼がまだジャンヌレという名前で初めて描いた油彩画
「暖炉」ですが、今回実際に観る事ができました。

「再発見/ル・コルビュジエの絵画と建築」
 著者 林美佐
 発行 彰国社
 







何回か訪ねたパリで購入した本の表紙・ル・コルビュジエ本人

丸めがねをかけて、あまり笑っている写真がないので、どちらかといえば気難しい人だったようですが、愛妻家の彼が子供のように甘えて、奥さんから「モデュロールちゃん」と呼ばれていたことを本で読んで、料理上手だった奥さんの手料理と彼女の母性愛が彼のエネルギーの源であったのではと思うと親しみを感じました。


「モデュロール」とは身長183cmの人をもとにした単位システムのことです。
このシステムはコルビュジエが生み出したもので、今回壁に描かれたモデュロールさんが迎えてくれます。







未来の住空間のさきがけとなったサヴォワ邸

彼の設計したものの中で最高傑作の一つと言われています。
本来縦長の窓が当たり前の時代に横長の窓は斬新なものだったと思います。



住宅が機能優先で大量生産の時代に「建築は美しくなければいけない」と
モダンで美しい建物を設計しました。
見えませんが、屋上庭園もあり、緑の必要性にも早くから気がついていました。









スイスのレマン湖の畔に両親のために設計した「小さな家」
本からの写真なので、色が鮮明ではないのが残念です。
光がさんさんとふりそそぐ、床はバリアフリーで体にやさしい家だったようです。










「小さな家」の本は実際の本も小さく、シンプルなデザインが好きで本箱に飾ってあるものです。
ピアノ教師だった母から、「物事はやる以上は徹底的にやりなさい」という教育から、多くのすばらしい建築が生まれました。









アトリエ・イリヤ・スローの白と黒の名刺。

このブログを作っていて、気がついたのですが、名刺のデザインは
毎日眺めている本なので、影響を受けていたのかもしれません。










「ロンシャンの礼拝堂」〔1950年〕フランス
蟹の甲羅からインスピレーションをもらって屋根の部分が設計されています。

スイスの国境に近いフランス東部の小さな村・ロンシャンに建つ礼拝堂は、
建築家 安藤忠雄が独学で建築の勉強をするために初めて渡欧した時に、
何をおいても一番に見たかった建築です。


建築をみることで、ロマネスク様式の教会や美しい建築が人間の精神と深い関わりがあることを学んでいます。








「カップ・マルタンの小屋」

ル・コルビュジエの終の棲家になった「休暇小屋」は、地中海を見下ろす斜面に建てられていて、最小限の生活のための空間で、充分暮らしていけることを証明してくれています。今回原寸模型で空間を体験できます。







ル・コルビュジエが休暇小屋から、大好きな地中海に泳ぎに行くことを楽しみにしていましたが、1965年その地中海を遊泳中に亡くなりました。
彼が生前デザインしたお墓も地中海を眺めることができる場所にあります。




末娘の勉強の為、何度かフランスのニースに行く機会があり、地中海の真っ青な海が見える海岸で、石を拾いながらレッスンが終わるのを待っていました。彼も同じように石を踏んで、大好きだった地中海を見つめていたんでしょうか。絵の中には貝殻も描かれていましたので、石より貝殻を探していたのかも知れませんね。






ニースの海岸で拾った石。

白い線が入って、波に洗われたせいか滑らかで、なんて美しいんだろうって思って、夢中になって拾い集めました。
夏になるとニースの光の美しさと蝉の声を思い出します。




東京・上野の西洋美術館をル・コルビュジエが基本設計したことは、あまり知られていないのではないでしょうか。
西洋美術館へ行かれる時は、是非建物も見てくださいね。




ル・コルビュジエがデザインしたイスやソファーは木製家具が当たり前だった時代に機械時代にふさわしいデザインでスチールが使われました。
座り心地も計算されたイスやソファーにも今回実際に座ることができました。



イタリアの家具ブランド・カッシーナ・イクスシー名古屋店にもスチールのフレームに黒の革張りのソファーLC3がディスプレイされています。
我が家のいつの間にか集まってしまったソファを全部処分して、最後の暮らしには、このソファが一つあれば充分じゃないかと思っています。





DATA 〔カッシーナ・イクスシー名古屋店〕
address:名古屋市東区泉1−23−30
Tel:052ー957−1961
Open:
Close:
URL:www.cassina-ixc.jp



DATA 〔森美術館〕
address:東京都港区六本木6−10−1六本木ヒルズ森タワー53F
Tel:03ー5777−8600
Open:10:00〜22:00 火曜日〜17:00
Close:会期中無休
URL:www.mori.art.museum

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  • 2009/12/12 8:48 PM
再発見 ル・コルビュジエの絵画と建築
再発見 ル・コルビュジエの絵画と建築
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