フランス人の作家Pierre Casenoveの食器です。
少し肌寒い季節が来ると、白のトーンを楽しんでいた夏から、秋にふさわしいベージュの食器を出します。クリスタルの釉薬がかかって貫入が入った食器です。ポットも6人分の紅茶が淹れられる大きさです。どんな食器もすんなりと受け止めてくれて、電子レンジやオーブン・食洗機に使えるのも普段使いの食器には必要な条件だと思う。
そそっかしい性格で、割ってしまうこともあるので、普段使いの食器は買い足すことのできるデザインが変わらないものを。
今年も数が足らなくなっていたので、早速カラフェに買い足しにいきました。
今は、ベースになる食器の色を集めてみると、いろんな白や薄茶色・黒のトーンのものがほとんどで、その中に安藤雅信さんの銀彩のプレートやオーパル・林みちよさんの器や現代作家の器が一点か2点入ってきて、テーブルのグレードをあげてくれます。
林さんは東京神楽坂のカフェ[POWWOW」のオーナー夫人で、お店にあう砂糖入れを作られたのが、作家としての原点だそうです。気に入ったものが見つからないときは、自分で作ってしまうのがすごい。
林さんの器がどんなものか、お知りになりたい方は、アトリエ・イリヤ・スローのホームページの中級クラスのカリキュラムのページに使っています。銀座のギャラリー無境のホームページでも見られます。
http://www.ilys-slow.jp
http://www.mukyo.com
林みちよさんの器は銀座ギャラリー「無境」の林みちよ展で買いました。
現在は赤木明登さんの懐石家具が行われています。決して安いものではありませんが、一生使うことができる漆器は少しずつ買い足して行かれるといいと思います。
赤木明登の懐石家具展
2006年12月4日〔月〕〜12月16日〔土〕
SHOPDATA
GALLERY 無境 MUKYO
address:東京都中央区銀座1−6−17 アネックス福神ビル5F
tel:03−3564−0256
close:日
http://www.mukyo.com
ヨーロッパやアメリカに行って感じることは、四季によって食器をかえる事がほとんどなく、四季とともに、食器を少しづつ変えていく日本人の感性は美しいと思う。
一年間同じ食器で食事をしているとしたら、もったいないと思う。
日本には美しい四季があるので、毎日の食卓でも四季を楽しみたい。
日本の茶道の魅力の一つにお道具で四季の美しさを伝える演出をする楽しみがあります。毎日の生活は忙しくゆっくりお手前をしていただく余裕がありませんが、せめてお茶碗やお棗の文様を季節の物にして、リビングの一角に飾るのもステキです。
私自身、朝はコーヒー、休憩のお茶は紅茶、夕食のあとはほうじ茶が多く、友人が集まったり、特別な時以外はお抹茶を点てることが少ないのですが、最近は寒くなってきたせいか、いつもより少し時間をかけてするお掃除のあとに、おいしい和菓子とお抹茶を自分の
ご褒美にしています。