アルフォンシーナと海 / ピアソラへのオマージュ

     
   

      「静寂や沈黙は魂にとって最も重要な栄養だ」


誰の言葉だったのか、忘れてしまいましたが、
テレビの音を消して、たまには静かに本を読みながら、流れてくる音楽に包まれて過ごす時間も必要です。そんなときに聴くCDです。







           アルフォンシーナと海

   パリ・ロンドン・ブエノスアイレス・東京。静かなため息の歌が流れる。









以前このブログにも紹介した望月通陽さんの作品が使われています。
障子を通して見るようなやさしい陽が作品の柔らかい線とあっていて美しいジャケットです。









波多野睦美さんが歌を、つのだたかしさんがギターとリュートのやさしい音色で彼女の優しい声に寄り添っていて、心が洗われます。


リュートについて余り詳しくはないのですが、中世・ルネッサンス時代から18世紀にかけて、宮廷で用いられ「楽器の女王」といわれていた楽器です。
英国のエリザベス一世は眠れない夜には、お抱えのリュート奏者の奏でる音楽で眠りについていたようです。リュートの音色には精神を沈める作用があるのでしょうか。


ニューヨーク・メトロポリタン美術館で観たオランダの画家、フェルメールの「窓辺でリュートを弾く女」にリュートが描かれています。




DATA
WPCS−5070 ¥2,854 1995年7月 録音









           ピアソラへのオマージュ  







    歌詞カードのタンゴのステップを踏んでいる写真も好きです。







          バンドネオンを演奏しているピアソラ

      
モダンタンゴの革命児・ピアソラは、
映画「12Monkeys」のテーマソングになってから、名前を知られてきました。
アルゼンチンタンゴをベースに、ニューヨークで学んだクラシック〔フーガやバロック〕やジャズの要素が加わって、彼独自の世界が出来上がっています。


ピアソラの音楽の底辺には、静かにバッハの音楽が流れています。

小学校からピアノを習っていて、自分自身が弾いていて心から落ち着く音楽はバッハのものでした。弾きこなすには、奥が深く一生かかっても弾きこなせないのですが、老後の夢はたくさんありますが、一時期勉強していたチェンバロでバッハの音楽をもう一度勉強してみたい。







            ギドン・クレーメル

      このCDは今車の中で聴いている一枚です。

ピアソラの音楽に惹かれたアーティストはチェロ奏者のヨーヨ・マも彼の音楽に惹かれた一人ですが、ヴァイオリニスト・ギドン・クレーメルもその一人です。

らトビアのリガで生まれ、父親も祖父もヴァイオリニストという恵まれた環境で育ち、
国際コンクールで多くの賞を得ています。現在は20世紀の作曲家の作品を多く演奏しています。


クラッシックの音楽に精通している彼のピアソラの音楽は魂に響きます。


   2007年の暑い夏をこの2枚のCDを聴き続けて終わりそうです。

DATA
WPCS−11475 2002年4月  秩父ムミューズパーク音楽堂 録音

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