鏨〔たがね〕 金工作家  「長谷川まみ」

JUGEMテーマ:アート・デザイン














   2008
   7・19sat−8・3sun
   feel art zero







「たがね」については私自身も知識がなく、まみさんに聞いてみましたら、文様を彫るための小さな棒状の鉄でできている道具だそうです。


長谷川家代々受け継がれてきた鏨〔たがね〕を打ち付けて、まみさんの作品も彫られています。


























始めに目に飛び込んできた作品は銅で作られた鳳凰文〔ほうおうもん〕屏風。
60枚の銅版に鳳凰の刻印がされて、つなぎ合わせてあります。


重々しい重厚な感じがしますが、持ち上げてみると以外に軽いです。
前にある緑青の花器も彼女の作品。まだ青い栗の実が屏風の漆黒とひびきあって美しい。















   正倉院文様で「宣徳鳳凰文透菓子皿」















今回、照明も何点かデザインされたものが飾られていました。















        腕輪















   お茶のお道具に使う水指〔みずさし〕に、幾何学文様が。
   モダンなお茶事にはぴったりですね。














長谷川まみさんとギャラリーオーナー正木なおさんのお母さま。
お顔がはっきり映らなくてごめんなさい。
雲雀が岡にあった「life deco」のオープンからお母さまが、なおさんが海外に
買い付けで留守の間、ギャラリーを守っていらっしゃいました。
今もなおさんとお二人でギャラリー「フィールアートゼロ」を。





見せていただいてから、まみさんのご主人、金工作家の長谷川一望斎さんが見立てたお道具とお茶碗で、美味しいお抹茶をご馳走してくださいました。
お道具の中で心惹かれたものは、茶巾ちゃきん〔お茶碗をふくふきん〕を置いていたもので、大きめの「ボタン」の上に置いてありました。
ルーシー・リー〔イギリスの陶芸作家〕が作ったボタンでした。



ルーシー・リーは、第二次世界大戦中から生活のために陶製のボタン作りを手がけていました。そのころの作品でしょうか。














  
   仕事中も仕事以外も、いつも白の洋服を着ていました。





彼女のように年を重ねていくことができたらとあこがれの女性です。
最近は自分自身も年齢を重ねてきて、若くて美しいひとはたくさんいますが、白髪の髪をまとめて、凛とした老人の美しさにも惹かれます。




凛とした美しさは、毎日の生活の真摯な生き方が美しい皺になって現れることを教えられました。







ジョージア・オキーフ〔画家〕やルーシー・リー〔陶芸家〕
ターシャ・チューダー〔絵本作家・園芸家〕日本人では白洲正子さん。
亡くなられた方ばかりですが、女性の真の美しさを感じます。















     晩年のジョージア・オキーフ

  この本に使われているモノクロの写真が彼女の本質をよく表していて、
  厳選した美しいものだけと暮らしすことを教えられます。
  私自身まだ欲が残っているのですが、そろそろ「もの」をプラスすることより、
  マイナスしていこうと思います。





本のDATA
「オキーフの家」
  マイロン・ウッド 写真
  クリスティン・テイラー・バッテン 文
  絵香織 訳    メディアフォクトリー  定価2,800円〔税別〕


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