岐阜県の多治見にある「ギャルリーももぐさ」のランチでいただく「ルヴァンの天然酵母パン 」のお店が長野県上田市に。近くまで行くことがあったら訪ねたいと思っていました。
蓼科高原から白樺湖を抜けて、高原の風の中を車で走り抜けて一時間ほどで「上田城跡公園」に到着。
東虎口櫓〔やぐら〕門
お城は残ってはいませんが、門や石垣、お堀がお城の名残を伝えています。
真田昌幸が築城した上田城の真田石
ルヴァン上田店
旧北国街道で有名な「上田柳町」の一角に、以前は造り酒屋だったお店を改装して、
ひっそりと「ルヴァン」がありました。
以前は旅館や商家・呉服屋さんが並んだにぎやかな町並みだったことが、白い土塀や格子戸に名残りを感じます。
薪ノのストーブには「野の花」というより「野の草」が飾られていました。ルヴァンの素朴な雰囲気にあっています。
冬には薪がくべられて、寒い中を訪ねてくるお客さんを暖めているのでしょうね。
寒い冬に備えてでしょうか。お店の外に薪が積み上げられていました。
店内の奥には、酒蔵を改装し田舎料理「ルヴァン・ターヴル」があってランチを。
もちろんカフェだけでも大丈夫。
ワンプレートにカンパーニュのパンの他2種類と鳥のレバーのパテやキッシュが。
トマトと人参のスープが美味。
レモンとハチミツをソーダーで割った冷たいレモネードが、運転で疲れた体を一瞬に元気にしてくれました。
娘へのお土産には、くるみパンもおいしそうでしたが、「カンパーニュ」と干しブドウがいっぱいの「スコーン」を買いました。
柳町には、なまこ壁の土蔵や旧北国街道の名残を残した建物が何件か建っていました。
またゆっくりと訪ねたいと思います。
古道具やさんもあったので、次回にはお道具やさんにも。
保命水
柳町の一角に今も残っている湧き水
このお水で珈琲を淹れたらおいしそうですね。
柳町には日本酒の蔵元やお味噌のお店も並んでいてお土産に。
おかず味噌
家庭菜園で収穫した「きゅうり」に「おかず味噌を」つけて食べました。
ほかにも、冷奴や焼きナス・焼きピーマンも美味。
焼きピーマンは、網で種を取らないで丸ごと焼いて、オリーブオイルと少しお醤油をつけて食べるのも美味しい。
青とうがらしが入っているお味噌なので、少し辛めですが、食欲のない夏のご飯にもあいそうです。
「夏バテで食欲がなくって」って言ってみたいのですが、夏でも食欲が落ちることがなく、今日も夕飯は何を作ろうかといそいそと台所に立ちます。
本当は少し〔相当?〕痩せなくてはいけないのですが・・・・
大好きなトマトはミニトマトも作っているので、ミニトマトのピクルスや大きいトマトはソースに。
きゅうりの花
きゅうりはぬか漬けや酢の物に。
ピーマンの花
なすの花
家庭菜園一年生ですが、買ってきた野菜より美味しく感じるのは手をかけているせいでしょうか。
いとおしいちいさな野菜の花たち。
暑さに負けないで元気に育ってくださいね。
主人への日ごろの感謝をこめて、お土産には、発芽米で作られた日本酒「芽生めい」を。
ボトルのデザインがおしゃれでした。
空になったボトルには、今年作った梅酒を入れてプレゼントもいいですね。
気に入った空箱やビンは残しておきます。
主人はデザインより中味なので。珍しいお酒なので気に入ってくれるといいのですが。
コレステロールや中性脂肪の発生を抑えるお薬のようなお酒です。
「ルヴァン」からの帰りに、安曇野にある「大王わさび農場」で休憩。
わさび畑のすぐ近くには、2つの川〔蓼川と万水川〕が合流した場所に水車が。
なんだか懐かしい風景です。
1990年に公開された黒澤明監督の「夢」の「水車のある村」の撮影場所として使われました。
前の日に降った北アルプスの山からの雨で水かさが多く流れの速さにびっくり。
本来ならもっと川が澄んでいて、水草が揺れているのを見ることができるのですが。
小雨の中を長野道・中央道で名古屋へ。
外皮がしっかり焼かれていて、中はしっとりした「ルヴァン」のパンは味わい深い本来のパンの味です。
カンパーニュは薄くスライスして、焼かないでオープンサンドに。サーモンやオイルサーディンとも合います。
帰ってからの朝食が楽しみです。
年を重ねても、小さなことに「感動できる人間」でいたいと願っています。
小さな感動の中には、美味しいものを食べたときの感動も含まれています。
おいしいパンにこだわることや美味しいお塩を探したりして、こだわりを持って、「小さな喜び」を見つけることは、ストレス社会を生き延びていくために必要なことかもしれません。
DATA ルヴァン信州上田店
長野県上田市中央4−7−31
Tel:0268−26−3866
Open:7:30〜19:00
お休み:水曜・第3木曜日〔春・夏・冬休暇あり〕