2009年12月12日〔土〕ー25日〔金〕
ダニエル・オストのクリスマスin青山
12月の教室が終わったら訪ねるのを楽しみにしていました。
東京・青山にある第一園芸本店とレクサス青山を訪ねました。
第一園芸本店のインスタレーションは撮ることができませんでしが、レクサス青山は撮ることができました。
レクサス青山
ダニエル・オストの世界へ。
1955年ベルギー生まれ。
ベルギー気鋭のフラワーアーティスト、ダニエル・オストは3歳の頃から花に親しみ、
20代後半から「花人」としての頭角を表し、数々のコンペティションで優勝。
その後、ベルギー王室御用達となりヨーロッパやアメリカで活躍。
日本へも度々来日し、独特の花の世界を表現しています。
上の木の作品は、ベルギー・アントワープ郊外に住んでいる彼らしいアートな感覚が強く表現されています。
珊瑚みずきと苔が使われています。
自然の造形を意識した彼独特の世界です。
エントランス
東西〔洋花と和花〕のミックスした花感覚は日本人には表しにくい感覚ですが、美しい作品になっていました。
人が立っているようですね。
リンゴのようにも見えますね。
赤とグリーンはクリスマスの色
上から見た部分
多くの人の手が加わってできた作品です。
完成するまでの時間を考えると、気が遠くなるほどです。
台座の黒に珊瑚みずきと一輪のアマリリス。
アマリリスの花にうっすらと入っている赤の線と中心の草色が美しい。
彼の今までの作品にも「赤い実」が多く使われていました。モダンな空間や暮らしの一部に、自然が作り出す「美しい色の実」や「木の枝」が、かえってシンプルでゴージャスです。
竹炭は日本的なものですが、彼が使うことでアートな作品になっています。
炭色の黒を重ねることで、黒のグラデーションが作られています。
実をネックレスのように繋いだもの
ガラスのキャンドルスタンドに、キャンドルを使わないで
こんな飾り方もおしゃれですね。
グリーンと白の清楚な色に、ステンレスのメタリックな色と厚手のガラスがモダンです。
3年ほど前に、フランスから電車でベルギーのアントワープを訪ねました。
フランスとオランダの国のエッセンスが入り混じった歴史を感じるベルギーには、デザイナーで有名なマルタン・マルジェラや画家のルネ・マグリット・ポール・デルヴォーやジェームズ・アンソールなど独特な色使いと個性豊かなアーティストが生まれています。
ダニエル・オストの作品は、東京・草月会館〔EAST/WEST〕や京都「杉本家の春」・「東寺の秋」でのインスタレーションも見ていますが、花の建築家とも言われている彼の作品はどの作品も芸術性の高いものばかりです。
空間もアートにしてしまう彼の作品から今回もインスピレーションをもらいました。
DATA レクサシ青山
Tel:0120-929-584
Open:9:30-19:00(平日)
10:00-19:00〔土・日・祝日〕
DATA 第一園芸本店
Tel:03−5772−8701
Open: