娘〔長女〕からのNY便り Brooklyn Museum アンディー・ウォーホルとオキーフ   

JUGEMテーマ:アート・デザイン


NYブルックリン・ミュージアムで行われたアンディ・ウォーホルの展覧会に娘夫婦が訪ねて写真を送ってきてくれました。



ポップ・アートと聞くと頭に浮かぶのは、やはりアンディー・ウォーホルの名前が一番に浮かびます。
他には「アメリカの星条旗」の絵で有名なジャスパー・ジョーンズも。













ウォーホルは、コマーシャルの世界でも活躍して、今でも多くの人に愛されているアーティストです。
チェコ系移民の両親のもとに1928年アメリカ・ペンシルヴァニア州ピッツバークで生まれる。












                       キャンベル・スープ缶








                      ドル紙幣









           1962年  コカコーラ瓶 
   コカコーラーの瓶に金箔、金色の箔〔はく〕押し飾り 



     これらの作品で一躍ポップアートの旗手に。












             ファッション・ショーのための背景幕
            「グラマー」誌のための



     2000年に名古屋で行われた展覧会のときの図録から。
     色が溢れていて、バランスがとれた美しい色使いです。






          ここからはブルックリン・ミュージアムの作品へ


        Andy  Warhol:The Last Decade〔亡くなるまでの10年間〕
        JUNE18−September12.2010





















               セルフポートレート















                        晩年のセルフポートレート



コラーゲンを施した彼の顔には自然なところはなく、ウォーホル自身も作品にして、走り続け、消費しきって1987年2月21日緊急入院の末、たった一人58歳で亡くなりました。
「撃たれた赤いマリリン」がクリスティーのオークションで400万ドルで落札




人並みはずれた才能を持って生まれてきたことが、彼にとって幸せだったのかと、問いかけたくなりました。




私たちには多くの作品が残されて観ることができます。










                      アクリル・シルクスクリーンの作品



今は亡きマリリン・モンローやジャッキー〔ケネディ夫人だったジャクリーン〕など有名人をシルクスクリーンで作品にしたものが人気になり、多くの有名人が自画像を注文しました。















               目を惹き付ける色の組み合わせがポップですね。
               卵の配置のバランスもすばらしい。
               絵の前に立っている少年も絵の一部になっています。

















         「最後の晩餐」の絵もシルクスクリーンによってポップアートに
   古典的な絵を色と構成でポップなものに生まれ変わらせていく手法は彼の特徴です。






        常設されている絵の中で、オキーフの作品も送ってくれました。















画家・ジョージア・オキーフはこのブログにも紹介したことがある好きな画家の一人
「花」や「動物の骨」など白の色が微妙なグラディーションで描かれている作品には、無駄なものが排除されたシンプリシティ〔簡素さ〕を感じます。







 






            シカの枝角の絵はオキーフを代表している作品












              ブルックリン・ブリッジ

         NYに住んでいたときの絵でしょうか。

NYを訪ねた時に橋を渡ったときの「」を、この絵から感じます。












   娘夫婦が夕闇のせまるブルックリン・ブリッジを渡った時のもの
   オキーフの目に飛び込んできた、絵と同じ橋の部分が見えます。





オキーフは晩年、はなやかな世界から逃れ、ニューメキシコの厳しい自然の中で、穏やかな時間を楽しみながら、98歳で眠るように亡くなりました。



絵を描き、好きなクラッシック音楽を楽しみ、パンを焼き、庭師に手伝ってもらいながら欲しかった新鮮な野菜や果物を育てた。と以前読んだ本に書かれていました。



オキーフのように何事にもわずらわされることなく、晩年は静かに暮らせたらいいですね。




私には手伝ってくれる庭師はいませんが、セラピストを務めてくれている猫のエルちゃんには長生きしてもらわなくては。
動物がいることで、心の均衡を保っていることを感じます。
オキーフもチャウチャウ犬2匹と暮らしていました。





生きていることがつらい時、疑うことを知らない純粋に愛を与えてくれる動物の存在は、神様が人間に与えてくれた芸術音楽と同じくらい癒しと安らぎを与えてくれる存在です。












ウォーホルも母親と「12匹の猫たち」に囲まれて、暮らしていた時期がもっとも穏やかな日々だったのではないでしょうか。




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