女性の陶芸家ではもっとも知られている人ではないでしょうか。
現代作家にも影響を与え続けているイギリスの巨匠ルーシー・リー展へ
彼女の生き方を象徴したかのような静かなで力強さを感じる作品ばかりでした。
現在パラミタミュージアムは17日で終了して、山口県立萩美術館・浦上記念館へ
2011・4・29〔金・祝〕−6月26日〔日〕
訪ねたのは夕方の時間でせっかくの枝垂桜の姿が暗くなってしまいましたが、静かに迎えてくれました。
四百種類もある桜の中でも特に枝垂れ桜の色が好きです。
渡り廊下の空間を歩いて展示室へ
いくつになってもどきどきする高揚感は無くならなくて、作品と対峙するときは心を真っ白にして向い合います。
自然がインテリアの一部として切り取られています
このブログでも紹介したことがある陶芸家ですが、1995年93歳で生涯を閉じるまでの53年間
ロンドンの路地にあるアルビオン・ミューズの一角にある工房から美しい作品が生まれました。
工房を訪ねてきた人のために、お得意の「チョコレートケーキ」を作ってコーヒーとともに、おもてなしをしていたことを本で読んでから益々彼女が好きになりました。
ルーシーは1902年、裕福なユダヤ系の家に生まれ、オーストリア・ウィーンの工業美術学校で陶芸を学びました。
初期の作品には彼女らしさは表れてはいませんでしたが、ユダヤ人だったためイギリスに。
イギリスにとっても、彼女にとっても、イギリスに渡ったことで何人かの陶芸家との交流から作品が生まれ、こうして観る事ができる幸せを思いました。
モダンでシンプルなフォルムの中にやさしい人柄が表れています。
これからも多くの陶芸家を刺激して、又彼らから新たな美しい作品が生まれています。
DATA パラミタミュージアム
三重県菰野町大羽根園松ヶ枝腸1−6
Tel:059−391−1088
Open:9:30−17:30
お休み:無休