京都指定有形文化財・駒井家住宅の五月のお茶会へ

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京都の有形文化財にもなっているこの建物はもう随分昔ですが何度か訪ねています。
現在は財団法人日本ナショナルトラストが管理しています。



京都帝国大学理学部教授だった駒井卓博士の住宅として、昭和2年建築家・ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計


京都には他にも同志社大学の校舎なども観る事ができます。










                    アーチをくぐって駒井家住宅へ


教室が終わって翌日 楽しみにしていたお茶会へ
小満が過ぎ梅雨が近いせいか、恵みの雨がと書きたいのですが猛烈な雨で残念。













            アーチには向かえ花が飾られていました。
           やさしい色あわせがこの建物にあっていました。











     京都に着く頃には雨も小降りになってほっと安心










ミセスや雑誌などでも写真撮影の場所としても使われています。









           駒井家住宅の玄関

玄関はその家の顔といわれています
美しい玄関です









                       
                  玄関ドアのあかりとりの窓

       当時人気だったスパニッシュを基調にした半円の飾り窓












       何度見ても感動する玄関の照明

      当時の職人の技の高さがわかります。
見落としがちですがこの建物の中でもっとも好きな照明です。











一つ一つの窓にも個性があって「美しい窓」のデザインが又この家のグレードにも繋がっています。


もし我が家を建て直すことがあったらこんな家を参考にしたい。
土地も広すぎず、庭と住居が一つになった心落ちつく住宅です。




















甘い少女の香りが当たり一面に漂っていました。
一瞬少女の頃・着ていた小花のワンピースを思い出しました。
今回の会には京都や神戸の関西の方がほとんどでしょうか。






着ているものにも自己主張があって駒井家にふさわしい大正時代のロマンチックな洋服の人を何人か見かけました。











白とグリーンの色に混じって右側に見えるのは青色〔紫色〕のクレマチスでしょうか。
さわやかな五月にふさわしい色使いです。


















   スミレの花が描かれたカップにスミレのウーロン茶が
   スミレの花を干したものが使われていました。









                    ガトーショコラ









        築80年にもなる駒井家ですが今も時を刻んでいる時計

ご夫妻はこの家で静かな時間を愛し、本物の豊かさを楽しんでいらしたのではないでしょうか。











                    リビング天井の照明


      やわらかい明かりが気持ちまで和ませてくれます
      アイアンの飾り彫りは「浜千鳥」でしょうか。光を通して浮き上がって見えました。
      和と洋がミックスされた美しい空間です

 私自身も和の美しさと洋の洗練されたデザインのどちらも周りにおいて置きたいものです。











この階段のラインの美しさは何度見ても感動します
こんな階段がある家に住みたいですね。上階は寝室と書斎に
階段の一段一段にも足に負担がかからないように低くなっていて、こんなところにもヴォーリズの住む人へのやさしい配慮が感じられます。












                書斎

この書斎には壁一面に本棚があって、時折目が疲れたら庭の緑を窓から見ることもできる本好きにはたまらない書斎です。











  ドアの取って部分のガラスがパール色は珍しいですね。











ウエディングドレスもこの邸宅にあった大正ロマンを感じさせる雰囲気のデザインでした。
展示は今回のみです。
結婚の式典で最も輝いている花嫁のドレスは豪華すぎるものより、その人を「より美しく見せてくれる」シンプルなデザインがいいなと思います。


外からの輝きではなく、内面からの輝きが求められる時代になりました。
清潔感や肌の美しさ、健康そうな目の輝き
維持するのは難しいのですが、毎日の生活を大切に暮らすことで得られるのかもしれません。





一枚のシンプルな黒のワンピースを着て、好奇心に満ちた目と内面の美しさで、凛としたたたずまいの晩年の画家・オキーフが憧れの人です。


美しい建物にも手仕事の器にも、すべて「美しいものを世に送り出したい」という思いが伝わってきます。



この建物を残さなければと思った人がいたことが嬉しい。
この住宅にふらっと会いに行ける京都の人たちが本当に羨ましい。














     これから結婚を予定されている方のために。
     ウェディングドレスの提案がされていました。










               雨のしずくが美しい白の芍薬


お庭を管理している方が説明してくださっていて、雑草を抜いたり、お水をあげたりと人の手が加わることで美しい庭が維持されています。











                温室にも花が飾られていました。


温室があることがイギリスではステイタスになっていて、丹精こめて育てたお花でお客様をおもてなしするのが最高のおもてなしでした。
駒井ご夫妻もお花を育てていらして、この温室と庭にはご夫妻の家族や友人との思い出がいっぱい詰まっているのでしょうね。



家はいつも外気から私たちを守ってくれて、唯一自分自身に戻れる場所
いつも好きなものだけに囲まれて暮らしていけたらいいのですが・・・・・
理想はやはりどんな家より「自分が暮らしている家」が一番といえることでしょうね。




京都のお寺も訪ねたいところばかりですが、、たまには観光地から離れて、和と洋がミックスした住宅の窓から静かな庭を眺めるのもいいかもしれません。




古い建物には今では見る事が少なくなってしまった「職人の技」のたしかさを見る事ができます。




DATA  駒井家住宅
    京都市左京区北白川伊織町64
  Tel:075−724−3115〔財団法人ナショナルトラスト京都事務所〕
Open:10:00−16:00
公開日:金曜日・土曜日のみ





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