JUGEMテーマ:アート・デザイン
空気がぴんと張りつめて、寒いけれど気持ちがいい晴れた日曜日
岐阜県にあるギャルリももぐさを訪ねました
かるす瓜でしょうか?
こんな自然からの贈り物が迎えてくれるのも嬉しいですね。
百草冬百種展 東北シリーズ 岩手から
2012年1月28日〔土〕ー2月12〔日〕 11:00−18:00 会期中無休
この空間に置かれた一つ一つの古道具は、東北の人々の手で造られ、長い年月を生き続けてきたものばかり
朱のお膳の深い朱色と造形の美しさに感動しました。
寒い東北ではこの赤〔朱〕の色がより暖かく感じられたでしょうね。
残念なのはこの空間に展示されたものは、普段の生活に使われていたものばかりですが、現在これだけの作品を造ることが難しく、購入する場合は当然高価なものになってしまいました。
東北の子供達が寒さを少しでも和らげるために身につけていた「子供げら」
首周りの色の配色も斬新で美しいデザインです。
デザイナーではなく「名もない人の手」によって生みだされた「用の美」に魅了されました。
丁寧に編まれた籠
我が家もキッチンには何種類もの「籠・かご」が集まっていて、ごちゃごちゃしやすいキッチンを居心地のいいものにしています。
パッケージのデザインで色が氾濫しやすいキッチンは、細かいものは外に出しっぱなしにしないで、こんな籠に入れておくとすっきりとします。
できるだ「同じ色で素材」の籠にするとより効果があるように感じられます。
丁寧に編まれた「籠・かご」をみると又欲しくなってしまいます。
籠は私にとって魅力が尽きないなものの一つです。
使い込むことでついてく「古びた艶」も年々美しくなっていきます。
丁寧に使っていくことで「美しさが増していくもの」を身近に置きたいですね。
最近は機械で増産された「表面的には美しく見えるもの」が氾濫していますが、使い込むほどに美しさを増していくものは、購入する時は高く感じますが残りの人生を豊かなものにしてくれます。
夏には「竹」で編んだ籠を持って出かけるときもあります。
素材が「自然のもの」なので、使わない時には部屋の隅っこで出番を待っていますが、目にした時ほっとしています。
目に留まった葡萄のつるで編まれた小さな籠
いい感じに色がしっとりとして美しい
柴田慶信さんの曲げわっぱのおひつ
使うのがもったいないほど美しい作品です。
時間がたったできたてのご飯をおいしくいただくためには、こんな「お櫃・おひつ」が必要かもしれません。
浄法寺塗・汁椀〔大〕じょうほうじぬり・しるわん
日本一の漆産地・岩手県浄法寺で作られている「浄法寺・じょうほうじ」漆器
「飯椀・めしわん」と「汁椀・しるわん」は日本人の食卓には欠かせないもの
冷めにくくお味噌汁をおいしそうに見せてくれるこれらのお椀も、普段だからこそ「手で造られた」ものを使いたい。
プラッシックのお椀と漆器の違いは「漆器は軽く、冷めにくく」プラッシックは重く、どちらも割れることはめったにありませんが、重さや冷めにくさは比べものになりません。
「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、三歳までの情操教育〔目にしたもの、耳にした音、触れたもの、食べたもの〕が一生に影響することが専門家からも指摘されています。
小さな子供だから何もわからないからではなく、真っ白な「子供の心と体」だからこそ、本物の漆器のお椀を使って毎日の食事を楽しいものにしてあげて欲しいと願っています。
子供用の小さなお椀も造られています。
「秀衡椀・ひでひらわん」
特徴的な加飾の「有職菱文様・ゆうそくひしもんよう」
いくつかの菱形が組み合わされて描かれています。
ハレの宴で使われることが多い「秀衡・ひでひら・三ッ椀」
お椀は「日常のケ」で使われるものと「ハレの日」に使うものとは華やかさが違ってきます。
陶芸家の伊藤正さんの作品
器の肌のふるびた肌合いが貝殻のようで美しい作品です。
一輪の個性的な花もこんな花器が生かしてくれます。
目に留まった花器
ちょっぴりユーモラスな造形ですね。
鉄瓶・てつびん〔高橋大益作〕
「キノコで一休み」ネーミングもなんだかかわいい鉄瓶でした。
鉄瓶でお湯を沸かすとやわらかく、やはり日本茶やお抹茶は鉄瓶でと思いますが、使用後、きちんと水気を飛ばさないと錆びてしまいますので、そのひと手間を面倒がらずに一生つきあっていく覚悟で購入しなければ、錆びてかわいそうなことになります。
鉄瓶
夕方の光が作品に奥深さを与えています。
作品の見せ方に学ぶことも多く、この移築した建物から見える庭の美しさも存分に生かされています。
サフォーク羊の毛100%のニット
やさしい生成りの色ですね。
寒い朝はこんな肩掛けを羽織ってストーブの前でゆっくりしたい
日本にいるサフォーク羊の毛からこれらのニットが作られています。
岩手県花巻市にある「カントリーヘッジ」の作品
サフォークくつ下
以前は靴下を履いて眠るといつの間にか脱いでいましたが、最近は眠る時はしっかりとこの靴下をはいて眠ります。
ドイツの病院で使われている白のゴムの「湯タンポ」とこのくつ下さえあれば暖かくよく眠れます。
眠るまでの時間は貴重な「読書時間」で一日の中でもっとも好きな時間です。
ジョルジョ・モランディ 人と芸術
最近読み終えた本
テーブルコーディネートの参考にはならないように思える本ですが、この本からも多くのことを学びました。
イタリアのボローニャで生まれ、同じ場所で同じ対象を描き続けた頑固な画家
岡田さんの言葉通り「親密で静謐・せいひつな空気感をたたえた独自の作風」は多くの人の心をとらえています。
亡くなった後、彼のアトリエは美術館になっています。
彼が毎日のように目にしていた窓から見える「庭」や壁に写る光をいつか見たいと思っています。
いつか必ず訪ねてみたい美術館です。
DATA ジョルゾョ・モランディ・人と芸術 岡田温司著 平凡社新書 840円
carta 出張カフェ 1月28日29日のみ
盛岡にある築90年の蔵を改装した喫茶店
店名は「手紙」に由来してつけられたそうです。
珈琲好きには気になるカフェですね。
帰りがけにお醤油とオリーブオイルを購入
サラダやパスタ・お肉・魚料理にはレモン汁と一緒にかけて、パンにつけたり、お刺身にはお塩とオリーブオイルも良く合います。
我が家には欠かすことができないオイルです。
OLIO SANTO・オリオ サント
美しい地中海沿岸トルコの1契約農家製のヴァージンオリーブオイル
近づいてみるとこんな赤い実が鈴なりに
駐車した場所になっていました。
必死に寒さに耐えながら、人間の私達の目も楽しませてくれますが、食べるものがなくなってしまう冬のこの時期、鳥たちにとっては大切な命をつなぐ食べ物です。
「ものつくり」の人たちも「芸術家」もこの自然から「色や造形のエッセンス」をもらって、すばらしい作品が世に送り出されてきました。
寒さももう少しの辛抱ですね。
教室はもうすっかり春色になって、甘いチョコレートの香りに包まれています。
DATA ギャルリももぐさ
岐阜県多治見市東栄町2丁目8−16
Tel:0572−21−3368
Open:11;00−18:00
お休み:会期中無休
空気がぴんと張りつめて、寒いけれど気持ちがいい晴れた日曜日
岐阜県にあるギャルリももぐさを訪ねました
かるす瓜でしょうか?
こんな自然からの贈り物が迎えてくれるのも嬉しいですね。
百草冬百種展 東北シリーズ 岩手から
2012年1月28日〔土〕ー2月12〔日〕 11:00−18:00 会期中無休
この空間に置かれた一つ一つの古道具は、東北の人々の手で造られ、長い年月を生き続けてきたものばかり
朱のお膳の深い朱色と造形の美しさに感動しました。
寒い東北ではこの赤〔朱〕の色がより暖かく感じられたでしょうね。
残念なのはこの空間に展示されたものは、普段の生活に使われていたものばかりですが、現在これだけの作品を造ることが難しく、購入する場合は当然高価なものになってしまいました。
東北の子供達が寒さを少しでも和らげるために身につけていた「子供げら」
首周りの色の配色も斬新で美しいデザインです。
デザイナーではなく「名もない人の手」によって生みだされた「用の美」に魅了されました。
丁寧に編まれた籠
我が家もキッチンには何種類もの「籠・かご」が集まっていて、ごちゃごちゃしやすいキッチンを居心地のいいものにしています。
パッケージのデザインで色が氾濫しやすいキッチンは、細かいものは外に出しっぱなしにしないで、こんな籠に入れておくとすっきりとします。
できるだ「同じ色で素材」の籠にするとより効果があるように感じられます。
丁寧に編まれた「籠・かご」をみると又欲しくなってしまいます。
籠は私にとって魅力が尽きないなものの一つです。
使い込むことでついてく「古びた艶」も年々美しくなっていきます。
丁寧に使っていくことで「美しさが増していくもの」を身近に置きたいですね。
最近は機械で増産された「表面的には美しく見えるもの」が氾濫していますが、使い込むほどに美しさを増していくものは、購入する時は高く感じますが残りの人生を豊かなものにしてくれます。
夏には「竹」で編んだ籠を持って出かけるときもあります。
素材が「自然のもの」なので、使わない時には部屋の隅っこで出番を待っていますが、目にした時ほっとしています。
目に留まった葡萄のつるで編まれた小さな籠
いい感じに色がしっとりとして美しい
柴田慶信さんの曲げわっぱのおひつ
使うのがもったいないほど美しい作品です。
時間がたったできたてのご飯をおいしくいただくためには、こんな「お櫃・おひつ」が必要かもしれません。
浄法寺塗・汁椀〔大〕じょうほうじぬり・しるわん
日本一の漆産地・岩手県浄法寺で作られている「浄法寺・じょうほうじ」漆器
「飯椀・めしわん」と「汁椀・しるわん」は日本人の食卓には欠かせないもの
冷めにくくお味噌汁をおいしそうに見せてくれるこれらのお椀も、普段だからこそ「手で造られた」ものを使いたい。
プラッシックのお椀と漆器の違いは「漆器は軽く、冷めにくく」プラッシックは重く、どちらも割れることはめったにありませんが、重さや冷めにくさは比べものになりません。
「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、三歳までの情操教育〔目にしたもの、耳にした音、触れたもの、食べたもの〕が一生に影響することが専門家からも指摘されています。
小さな子供だから何もわからないからではなく、真っ白な「子供の心と体」だからこそ、本物の漆器のお椀を使って毎日の食事を楽しいものにしてあげて欲しいと願っています。
子供用の小さなお椀も造られています。
「秀衡椀・ひでひらわん」
特徴的な加飾の「有職菱文様・ゆうそくひしもんよう」
いくつかの菱形が組み合わされて描かれています。
ハレの宴で使われることが多い「秀衡・ひでひら・三ッ椀」
お椀は「日常のケ」で使われるものと「ハレの日」に使うものとは華やかさが違ってきます。
陶芸家の伊藤正さんの作品
器の肌のふるびた肌合いが貝殻のようで美しい作品です。
一輪の個性的な花もこんな花器が生かしてくれます。
目に留まった花器
ちょっぴりユーモラスな造形ですね。
鉄瓶・てつびん〔高橋大益作〕
「キノコで一休み」ネーミングもなんだかかわいい鉄瓶でした。
鉄瓶でお湯を沸かすとやわらかく、やはり日本茶やお抹茶は鉄瓶でと思いますが、使用後、きちんと水気を飛ばさないと錆びてしまいますので、そのひと手間を面倒がらずに一生つきあっていく覚悟で購入しなければ、錆びてかわいそうなことになります。
鉄瓶
夕方の光が作品に奥深さを与えています。
作品の見せ方に学ぶことも多く、この移築した建物から見える庭の美しさも存分に生かされています。
サフォーク羊の毛100%のニット
やさしい生成りの色ですね。
寒い朝はこんな肩掛けを羽織ってストーブの前でゆっくりしたい
日本にいるサフォーク羊の毛からこれらのニットが作られています。
岩手県花巻市にある「カントリーヘッジ」の作品
サフォークくつ下
以前は靴下を履いて眠るといつの間にか脱いでいましたが、最近は眠る時はしっかりとこの靴下をはいて眠ります。
ドイツの病院で使われている白のゴムの「湯タンポ」とこのくつ下さえあれば暖かくよく眠れます。
眠るまでの時間は貴重な「読書時間」で一日の中でもっとも好きな時間です。
ジョルジョ・モランディ 人と芸術
最近読み終えた本
テーブルコーディネートの参考にはならないように思える本ですが、この本からも多くのことを学びました。
イタリアのボローニャで生まれ、同じ場所で同じ対象を描き続けた頑固な画家
岡田さんの言葉通り「親密で静謐・せいひつな空気感をたたえた独自の作風」は多くの人の心をとらえています。
亡くなった後、彼のアトリエは美術館になっています。
彼が毎日のように目にしていた窓から見える「庭」や壁に写る光をいつか見たいと思っています。
いつか必ず訪ねてみたい美術館です。
DATA ジョルゾョ・モランディ・人と芸術 岡田温司著 平凡社新書 840円
carta 出張カフェ 1月28日29日のみ
盛岡にある築90年の蔵を改装した喫茶店
店名は「手紙」に由来してつけられたそうです。
珈琲好きには気になるカフェですね。
帰りがけにお醤油とオリーブオイルを購入
サラダやパスタ・お肉・魚料理にはレモン汁と一緒にかけて、パンにつけたり、お刺身にはお塩とオリーブオイルも良く合います。
我が家には欠かすことができないオイルです。
OLIO SANTO・オリオ サント
美しい地中海沿岸トルコの1契約農家製のヴァージンオリーブオイル
近づいてみるとこんな赤い実が鈴なりに
駐車した場所になっていました。
必死に寒さに耐えながら、人間の私達の目も楽しませてくれますが、食べるものがなくなってしまう冬のこの時期、鳥たちにとっては大切な命をつなぐ食べ物です。
「ものつくり」の人たちも「芸術家」もこの自然から「色や造形のエッセンス」をもらって、すばらしい作品が世に送り出されてきました。
寒さももう少しの辛抱ですね。
教室はもうすっかり春色になって、甘いチョコレートの香りに包まれています。
DATA ギャルリももぐさ
岐阜県多治見市東栄町2丁目8−16
Tel:0572−21−3368
Open:11;00−18:00
お休み:会期中無休