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JUGEMテーマ:アート・デザインNYのマリベルが出店場所を京都の中でも、老舗旅館の「俵屋・炭屋・柊屋」といった100年以上もの歴史のある旅館が建ち並ぶ、麩屋町〔ふやちょう〕通り界隈が選ばれました。
マリベル京都を探していて見つけた古さと格式を重んじる何軒かの京都らしいお店
京扇の「宮脇賣扇庵・みやわきばいせんあん」
創業は文政6年 京都の町屋がそのまま残されて、明治の京都画壇の巨匠四十八画伯が描いた「天井画」なども見ることができます。
京都の扇ときくとこの「宮脇賣扇庵」の名前が浮かびます
以前訪ねた時にはこんな大きな扇はなかったのでは?
目をひく扇の色は赤・緑〔青〕・黒・白・黄色〔金〕の「日本の5色」が迎えてくれました。
実際には緑が青になって、黒が紫になっていることもあります。
和のテーブルコーディネートや日本の器の色使いに、この5色の組み合わせが多く使われています。
いつ訪ねても扇のデザインの斬新さと色使いには感動します。
この暖簾も美しい「日本の色」ですね
末娘はこのお店で以前お土産に扇を購入しました。
秋に訪ねることになったNYに住んでいる歌の先生のために、日本らしい「紅葉・もみじ」が描かれた扇をお土産に
今も先生のご自宅のリビングに日本の秋を飾ってくださっているといいのですが・・・・
7月1日から31日までの1ヶ月に渡って行われる祇園祭
「長刀鉾・なぎなたぼこ」の描かれた扇を7月のしつらえとして床の間や玄関に飾ったり、扇に描かれた「桔梗の花」を飾るのも夏らしいものです。
山上億良が詠んだ七草の一つに朝顔の名前が出てきますが、この朝顔は「桔梗の花」だったといわれています。
8月16日の「五山の送り火」では、お迎えした先祖の精霊を送り、京都の暑い暑い夏は終ります。
月遅れのお盆が終ると、季節の上では初秋に
猛烈な暑さもあと少しの辛抱ですね。
中国家庭料理 菜根譚・さいこんたん
このお店の外観にはなぜか強くひきつけられました。
今回は時間がなくあきらめましたが、一度ゆっくりと訪ねてみたいと思わせるお店でした。
太字の看板の字にも力があって、この字からもおいしいものを食べさせてくれる予感がします。
おいしいものを食べさせてくれるお店からは不思議ですがオーラーが感じられます。
中国料理と創作料理・京料理がいただけるようです。
京都の町屋に手を加えている空間も魅力です
この露地を通って奥にあるエントランスへ
DATA 菜根譚
京都市中京区柳馬場通蛸薬師上ル井筒屋町417
Tel:075−254−1472
Open:11:30−15:00 ランチ 11:30−14:00
17:00−22:00
バーK家
シンプルでモダンな看板を見つけました。
シンプルなのに看板にやはりオーラが現われていて、調べてみたら京都のお酒好きに人気のバーでした。
本当にここに「bar」があるのが信じられないほどひっそりとしていて、お店らしい看板はこれだけでした。
お酒は強くないので残念ですがこの空間は是非訪ねてみたい
DATA bar K-ya
京都市中京区六角通御幸町西入ル八百屋町103
Tel:075−241−0489
グレーのコンクリートの建物に黒地に白のSOZO+のロゴが美しい
京都らしくない建物ですが、京都にはモダンでスタイリッシュな建物も増えてきました。
本来でしたら町屋があった場所で、歴史ある建物が少しづつなくなっていくのは淋しいことですが、古さと新しさが違和感なく溶け込んでいるのも京都の姿です
建物の前にあった赤のカップのデザインも決まっています
コンクリートの直線とモダンですっきりとした看板があっていました。
以前、娘と偶然見つけて気にいって、それ以後見つけられなくて探していたお店です。
今回も訪ねた時にはお店が閉まっていました。
紙好きには堪らないショップです
京都の和紙を扱っている「和文房具」はたくさんありますが、本物の「文房具屋」を扱っています。
万年筆や便箋・グリーティングカードなど
今では珍しくなった「活版印刷」で名刺などを印刷してくださいます。
ヨーロッパのステーショナリーも揃っています
次回名刺を刷り直すことになったら、このショップにお願いしてみようかと思っています。
こだわった名刺を作りたい人や文房具一つにも、自分らしいものを持ちたい人たちに支えられています。
老舗旅館・俵屋のカフェになっている「遊形サロン・ド・テ」のメニューや名刺もこのお店の印刷でした。
お寺めぐりも京都観光のひとつですが「本物にこだわるお店」をたずねるのも京都の魅力です。
DATA THE WRITING SHOP
京都市中京区蛸薬師通富小路東入る油屋町141 オクトヒル1F
Tel:075−211−4332
Open13:00−18:00
お休み:水曜日