岐阜 の大仏様  

JUGEMテーマ:アート・デザイン

仕事の関係で名刺をお渡しすることがあります。
会う人ごとに名刺を渡すわけではありませんが、とうとう名刺がなくなってしまって、
今回は「活版印刷」で作りたいと思っています。



東京や京都の活版印刷でとも思いましたが、
名古屋で探しましたが見つからなくて、岐阜の「ORGAN活版印室」にお願いすることに。

ギャラリーの企画展のための「DM」も実は岐阜の印刷屋でお願いしています。
岐阜はなんだか縁が深い街です。


名刺のデザインなどを伝えて,せっかく岐阜まで来たので
どこか寄って帰りたいと思って尋ねると「大仏様」がいらっしゃるとか?
好奇心が募ります・・・・

この好奇心がなくなる日が来るかもしれないと思うと少々心配ですが。




日本三大仏と書かれた「岐阜の大仏殿」


   

「普茶・ふちゃ」と書かれた勢いのある文字
惚れ惚れとするほど勢いのある文字です。
古い板に金色の文字が美しい

大仏殿がある「正法寺」は宇治にある「黄檗宗・おうばくしゅう」万福寺の末寺で、境内にある「香芳苑」では中国から伝えられた中国の精進料理と言われる「普茶・ふちゃ」料理が食べれます。




  いらっしやいました岐阜の大仏様が。
                  
日本三大仏と言われている大仏様に対面
38年の歳月を費やして完成しました。
完成時は黄金の輝きだったのでしょうね?
福耳でエキゾチックなお顔です。
奈良と鎌倉の大仏様は男性的ですが、岐阜の大仏様はなんだか女性のようなまなざしでやさしい表情の大仏様です。
あまり知られているようには思えない場所ですが、静かに人々の幸せを祈ってくれています。




奈良や鎌倉の大仏様の同じですが「手の指の美しさ」に感動します。
アジアでは手だけの彫刻もよく売られています。
衣の流れるような線も見事です。

手は多くの芸術家のインスピレーションを刺激する美しい造形ですが、
絵を描くときにもっとも難しい部分もこの手の部分です。




中国から伝えられた「乾漆の技法」で造られていました。
親指とひと指し指を丸くたしたポーズには意味があって、
「お迎えに行きます」という意味だそうです。
命があるものには必ずお迎えがきます。
いつ訪れるのかわからいのが怖いですが。

後悔のないように生きて、お迎えの日には
みんなに「ありがとう」と言えるといいですね。

大仏様に手を合わせて祈る「人間の姿」を今日も静かに見守っていらっしゃいます。



大仏様の周りにも歴史が感じられる仏様が。



壁に貼られていたポスター
禅寺で座禅はしたことがないのですが、禅の本は時々読みます。
最近読んだ本は京都の恵文社で見つけた
鈴木大拙の著書「禅」
訳は工藤澄子    ちくま文庫
ヨーロッパ世界へ向けて綴った英文論稿を新編集して送られた禅の入門書です。

悲しいことやつらいことがあるのが人生
人のふとした言葉に励まされることも多く、
母親になってからは、励ますことの方が多いいのですが。
私自身は本からの言葉に励まされることも多く、助けられています。




『看脚下(かん・きゃっか)』禅語です。
この言葉は、お茶の掛け軸としても有名で、中国の宋代の
臨済禅師、圜悟克勤(えんご・こくごん)の言葉として伝わっています。
足元がぐらついていなければ自信を持って立っていられます。




境内を出て歩き始めたら薄紫の「小さな花」が足元に咲いていました。
普茶料理は次回岐阜に出かける時には予約をしたいと思っています。

もう一か所訪ねた場所は川原町
歩いて散策できる場所があることを知りませんでした。


DATA:岐阜大仏(正法寺)
    岐阜市大仏町8
TEL:058−264−2760

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